農業の「働き方改革」に活かせる支援事業がすごい!
2018/04/06
農業の「働き方改革」をいきなり一人で始めるのはなかなか難しい。まずは相談したい、具体的な取り組みへのアドバイスが欲しい、そんな方には国の支援制度を活用してみるのがオススメ。どのような支援策があるのか見てみよう!
まずは相談!
研修・セミナーなども
多様な分野の専門家からアドバイスを
専門家に相談すれば、自分だけでは見えていなかった課題に気付けることもある。
最先端技術の活用、労働環境の整備、販路拡大のノウハウなど、様々な分野の専門家からのアドバイスを無料で受けられる制度もある。
また、「働き方改革」のノウハウを学ぶセミナーも受講できるほか、GAPや農作業安全などに関する研修・指導も受けることができる。
・農業経営塾
雇用・不測時の備え…
これらの問題はどうすればいい?
労働環境整備への支援・助成金が活用できる
新しい雇用管理制度を導入すれば、離職率低下に向けた取り組みへの助成金を利用することができる。また、仕事と子育て・介護との両立の取り組みへの助成金制度、高齢者や障害者が活躍できる福祉農園の整備や機会導入の支援も。
・人材確保等支援助成金(雇用管理制度助成コース)
・両立支援等助成金
自然災害、価格低下など、もしものことも考えよう
自然災害だけでなく、価格低下なども含めた収入減少を補填する収入保険制度もある。万が一のときのことも、事前に考えておこう。
・収入保険制度
人手不足を解消!
新しい人材が必要なときは
農繁期の人手不足を解消するには
労働力の確保に地域ぐるみで取り組む際には、イベントの開催費用に対する助成金制度がある。また、労働力負荷削減のためのアシストスーツや農業機械導入の支援も。
・生産体制・技術確立支援事業
従業員の確保・育成
新規就農者を雇用する際に実施する研修への支援があるので、人材育成にも力がいれられる。さらに、就農希望者とのマッチングを行う説明会への参加や一定期間のみの試行雇用への助成金制度を活用すればミスマッチへの対策も安心。
若者・女性・シニアなど多様な人材を確保したい場合も、マッチングイベントや人材採用・定着のための職場づくり支援、企業情報発信支援などを使うことができる。
・トライアル雇用助成金(一般トライアルコース)
最新技術導入も視野に
作業の省力化を考える
最新技術・機械・施設を導入したい
作業の負担軽減や、労働時間の短縮への取り組みとして、ICTの活用や最先端技術の導入する際の支援も充実している。また、6次産業化に必要な加工・販売施設の整備に対する交付金や、生産性向上に必要な資金の融資など、幅広い支援がある。
・強い農業づくり交付金(PDF)
営農状況に合わせた環境づくりを
米を作っているなら米の生産コストについての取り組み支援、施設園芸を行っているなら省力化技術取得のための研修など、それぞれの品目の課題に応じた支援がある。自分の営農状況に合わせて制度を利用し、生産性の向上を目指そう。
・戦略作物生産拡大支援事業(低コスト米生産産地育成支援)(PDF)
農業の「働き方改革」には様々な視点や取り組みがある。自らの経営状況や目標に合わせた支援がないか、まずは情報を集めて上手く活用すれば、効率的に「働き方改革」を進めることができるだろう。
各支援制度の詳細はこちら
農業の「働き方改革」活用可能な施策一覧(PDF)