農業のスタイルを変える!? 最新システム&資材4選
2017/05/17
4月5日(水)~7日(金)の3日間、インテックス大阪で開催された展示会「第1回 関西農業ワールド」。展示されていた中から、新規就農者にもおすすめの注目ブースをご紹介!
農家創生の切り札になるか!
農業革新させるシステム登場
「農家のために創った野菜工場です。農業が豊かにならないと地方創生はありえません」と熱く語るのは、ACベジプラント創生機構の代表理事・吉羽さん。
年中毎日仕事ができ、毎日稼げることが地方創生の原点。そのために誕生したのが完全人工光型野菜工場ユニットだ。
13坪のスペースがあれば、1日わずか2時間半の農作業で、安定した100株の収穫が見込め、年間600万円の売り上げが期待できるとのこと。経費と労働賃も含めて手元には250万円強の収入が残る計算になる。しかもメンテナンスや販売支援も農家に提供できるのは社団法人だからこそ。小さな農家が収益を上げ、安定していってこそ農業に希望が持てる、社会改革型のビジネスとして期待大だ。
経験農業からデザイン農業へ
自然に翻弄されないシステム
展示会場にひときわ目立つ大コンテナ。中には葉物野菜が行儀よく並んでいた。スチールラックのトップメーカー・三進金属工場と水耕栽培のパイオニア・M式水耕研究所の経験と実績が活きている、オールインワンのコンテナ型植物工場「ネオプランタC」である。
海に浮くほど気密性が高く、また断熱性も高いので、夏でも冬でも空調のコストの低減が図れる。自社で栽培した野菜も販売しているM式水耕研究所は、「栽培は心配しなくてもいい」と、これまで多くの栽培に関わってきた自信をのぞかせる。
無農薬で安定したで栽培ができ、葉物栽培が難しい沖縄でも年中栽培が可能だ。農家の高齢化、後継者問題も見据えた農作業もデザインでき、まさに次世代の農業といえるものである。
コンテナ型植物工場ネオプランタC
用途 :完全人工光型水耕栽培施設
敷地面積 :5,009㎡/建築面積 :2,467㎡/栽培面積 :4,324㎡
栽培予定作物 :リーフレタス類・ハーブ類など
工場生産能力:80株/日
価格:1500万円