注目キーワード

道工具・資材

オフグリッド化&スマート化で未来の農業を実現! スマート農業を加速させる新機材とは

圧倒的に低コストな“鉄骨ポリカ”ハウス『がっちりHOUSE5』の企画・販売を行う日本パワープラントが、スマート農業を加速させてくれそうな注目の新製品をリリースする。

日本パワープラントが続々と
新製品を販売開始!

昨年本誌にて4回の連載記事として紹介した鉄骨+ポリカハウス『がっちりHOUSE5』を覚えているだろうか? 8m×24m×3mのハウス一棟が300万円〜(工事費別)という圧倒的な低価格を実現しているだけでなく、ハウス内設備を稼働させるのに充分な発電能力を備えた太陽光発電システムと冷暖房システム、それに統合環境制御システムまでもオプションとして用意しており、大いに話題となった。
 
今回ご紹介するのは、同製品を販売する日本パワープラント(JPP)が代理店として販売を開始する数々の新製品だ。製品の輸入元であるFAG代表の木伏氏が教えてくれた。
 
「スマート農業関連については、まず2シリーズをJPPさんに販売協力いただきます。1つは、スマート農業技術のサプライヤーであり、日本の大手農機メーカーのOEM生産実績もあるFJDynamics(FJD)製品。AIをキーテクノロジーとするFJD製品は、農機の自動化や電動化、省エネ化を可能とします。端的に表現すれば、先進性がウリになります。
 
もう1つは、スウェーデンのメーカーであるSveaverken(スーアワーケン)の製品群です。コチラは欧米で導入実績のある信頼性と実用性、それに価格にも強みがあります」とのことだ。
 
販売元となるJPPの村田社長が続ける。「目玉商品は、既存のトラクターに後付けできる直進アシスト装置。FJDの製品です。本製品はどのメーカーのトラクターにも搭載できるのが特徴です。現在、対応機種を整理している段階ですので、リリースまで今暫くお待ちいただきたい。今年中には販売開始します。
 
また、価格破壊を起こすに違いないのがスーアワーケンの高出力ディーゼル発電機です。出力6kW(50hz/60hz)で27万円。灯油+添加剤でも運転可能だからランニングコストも安くなる。コレも問い合わせが殺到しています」。
 

ハウスの屋根で発電して
農業機器の電力に活用

今回、鉄骨ポリカハウスが主力商品のJPPが農業機器販売を積極的に行うのには、理由がある。
 
「当社の『がっちりHOUSE5』は、オプション設定により電気のオフグリッド化が可能となります。屋根に取り付けた太陽光発電でつくった電気を、ハウス内のシステムの電力を賄うだけでなく、もっと有効活用できればと考えていました。
 
今回当社が販売を開始する農業機器のなかには電動の製品がラインナップされていますが、これらの電気を賄えることで、ランニングコストの大幅削減が可能になるのです。これにより、持続可能な農業の実現に貢献したいと考えています」(村田氏)。
 
今後リリースされる商品は、いずれも海外で使用される機器のため、現在、日本での登録や仕様変更に取り組んでいるところだ。公式発売開始が待ち遠しい。
 

 

注目の製品を紹介!

オフグリッド化の核!

鉄骨ポリカハウス「がっちりHOUSE5」


標準仕様は広さ8m×24m=192㎡ の鉄骨+ポリカーボネイト外板のハウス。工事費別で300万円~。別料金のオプションとして、太陽光発電、蓄電池のほか、ハウス栽培に必要なあらゆる装備が設定されている。
価格目安:ハウス本体のみ(8×24m 1棟分)300万円~(工事費別・オプションにより変動)
 

業界初! 無人運転可能

無人電動乗用式モーア


FJD製の無人電動モーア。電動かつ自律運転するから、例えば住宅近接地でも夜間作業が可能となる。農業だけでなく、広大な草地を管理するゴルフ場などから問い合わせが殺到しているという。
販売予定価格:398万円
 

既存トラクタに後付け可能!

スマート操縦システム


FJD製の『スマート操縦システム』は、トラクター、コンバイン、田植機に装着可能な直進アシスト機器。現在は旋回も可能な仕様を開発中であり、将来的には自動操縦にも対応する。
販売予定価格:80万円
 

餌寄せを効率化!

電動フィードプッシュ


畜舎の通路に配備し、餌を家畜に寄せてあげる電動のフィードプッシュ。機体が回転しながら移動するので均一な餌寄せが可能。欧米で使われている信頼性の高い商品だ。
販売予定価格:260万円
 

運搬から農薬散布までお任せ

多目的電動クローラー


リモート操縦、完全自動走行も可能な電動クローラー。アタッチメントを装着することで、耕うん、草刈、溝切、農薬散布といった多くの作業に対応できるようになる。
販売予定価格:99万円
 

予備電源は圧倒的な低価格のコレ!

高出力ディーゼル発電機


定格出力6kWを誇る高出力ディーゼル発電機は圧倒的な価格破壊をもたらしそうだ。予価は27万円! 市場のライバルの半値に近い価格設定だ。軽油のみならず灯油+指定添加剤でも運転できるからランニングコスト低減効果も大きい。
販売予定価格:27万円
 

 

問い合わせ

日本パワープラント株式会社

〒334-0057 埼玉県川口市安行原796-1 
TEL:048-299-8182 
FAX:048-299-8713


文:川島礼二郎

AGRI JOURNAL vol.15(2020年春号)より転載

Sponsored by 日本パワープラント株式会社

関連記事

農業機械&ソリューションLIST

アクセスランキング

  1. トマトの試験で収穫数、収益がアップ! 海藻由来のバイオスティミュラントの効果は?...
  2. 【製品モニター募集】手軽さと手ごろさを極めたマッスルスーツを体感しよう!...
  3. 軽トラカスタムの新潮流!親しみやすさが人気の『レトロカスタム』
  4. ゲノム編集と遺伝子組み換えの違いは? メリットを専門家が解説
  5. 消費者へのアピールに“万田酵素”を活用!? 野菜や果物、米の販売時に専用ラベルで差別化...
  6. ハイスペックで格好良い!「次世代軽トラ」の実力
  7. 東京オートサロン2024でみつけた、最新の軽トラカスタム一挙公開!
  8. JAが「農業協同組合」であり続けるために 経営危機を乗り越えるためにすべきことは?...
  9. AIソリューションが実現する高精度な収穫量予測 正確な予測で効率&利益アップ!...
  10. 低コストで高耐久! 屋根の上で発電もできる「鉄骨ポリカハウス」

フリーマガジン

「AGRI JOURNAL」

vol.33|¥0
2024/10/09発行

お詫びと訂正