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生産者の取組み

成功する農業後継 実践すべき5つの戦略~大越農園編

農家の後継者問題は深刻だ。劇的なV字回復で新潟市の一農園の米を、東京六本木でファンを獲得するブランド米にまでのしあげた革命児の実体験から学ぶ、5つの事業継承ポイントを紹介。

大越農園から学ぶ
事業承継成功のポイント

大越農園の事業承継実話 前編
大越農園の事業承継実話 後編

ポイント1.幼少期に親の農作業に触れる

正章さんは、子供の頃から平日も休日も親の農作業をする姿を見て育った。だから、農業に対する反発も強かった。しかし、チューリップの球根がいっせいに発芽する姿を見た後は、親の農業の仕事をキャッチアップするのも早かった。3年で米栽培技術のかなりの部分を習得できている。これは、幼少期から数々のコメ生産の現場に触れる体験をしてきたからこそ。つまりこれは、自分でも認識していない知覚事象・見えないノウハウとなっていることを示している。

ポイント2.若いときに旅(本業と離れた事業での経験)をする

現在の大越農園事業に強く影響しているのは、正章さんがバーテンダーをしていたときの経験だ。心身ともに柔軟な時期であり、様々なことを吸収できた。社会人としてのマナーや、必要な金銭感覚、お客様から感謝された経験、お客様や経営者・先輩・後輩など周囲の社会人とのコミュニケーションの経験など。農業界にいると経験できないことを3年間で最大限吸収してビジネスの考え方の基本を学んだ。これがその後、様々な経営課題を解決するにあたって、優れたアイデアを出し、自信を持って実行することにつながっている。

ポイント3.早い段階で親の事業の経営数字に触れ、真剣に考えて分析する

就農3年目に親から借金があることを聞かされた。またその前に、米の価格が年々下がっていることを知り、自社のコストと売上の関係を、父母自分の人件費(新潟県最低賃金:時給)を活用して数字できっちり整理し調べた。このことから米1kgの売価を具体的にいくらあげるかという、経営課題の明確化ができた。課題が明確になることで、六本木に米を売りに行くという解決策の立案につながった。

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