話題の「スーツに見える作業着」を農家が初導入!
2018/06/13
インターネットでも話題になった、スーツに見える作業着「ワークウェアスーツ」。新たに山形県の農家が農業用ユニフォームとして6月から初導入したことが発表された。
ネットでも話題!
スーツに見える作業着
「スーツを作業着にする」とのコンセプトのもと、水道工事メンテンスを行っているオアシスソリューション社が、長年培ってきた施工現場でのノウハウを活かして開発したのが「ワークウェアスーツ」。現場作業しやすい高機能とフォーマル感を兼ね備えた次世代のスーツ型作業着だ。
ストレッチ素材の生地は、速乾・防水・撥水・形状記憶という特徴を持ち、もちろん丸洗いOK。ウエストのゴムやジップ付きポケットなど、作業時に便利な機能ばかりだ。
グループ会社であるオアシススタイルウェアが3月27日発売以来、ネットで賛否両論を巻き起こし、話題となった。販売実績は単月販売目標の5倍を超え、品切れが続くほどの人気商品となっている。
ワークウェアスーツはこれまでにも、人手不足で問題を抱えるごみ回収の会社やマンション管理会社などに採用され、好評を得ていた。今回の農作業時のウェアとしての導入は、昨今人手不足が深刻で、きつい・汚い・儲からないのマイナスイメージが問題となっている農業分野のイメージを変え、若者からの関心を高めることが目的だ。
農業分野でのイメージを変える取り組みを行うべく、タッグを組んだのは“スーツ農家齋藤君”だ。
“スーツ農家齋藤君”って
一体何者なの!?
山形県東置賜郡川西町で農業を営む「スーツ農家齋藤君」こと齋藤聖人さんは、スーツを着て農作業を行うファーマー。トラクターを運転するときも、田んぼのぬかるみで作業するときも、常にシャツ、ネクタイ、スーツという服装で行っている。
農業のマイナスイメージを払拭し、若い世代や様々な方人に農業へ注目してもらう、1つの切り口として注目を集めている。
「作業着のイメージを変えよう」とするオアシススタイルウェアと、「農業のイメージを変えよう」とする齋藤さん。新しい試みに挑戦する者同士がタッグを組むことで、農業にはどんな化学反応が起こるのか。今後にも注目したい。