注目キーワード

最新技術

ホウレンソウ農家に朗報! 4人作業が2人作業に!?

農林水産省農林水産技術会議が発表した「2017年農業技術10大ニュース」に、「高能率軟弱野菜調製機」が選ばれた。この機械を使えば、ホウレンソウの出荷作業の効率が格段にアップする。人手不足に悩むホウレンソウ農家を強力にサポートする技術になるのでは、と期待されている。

農作業に不慣れな人でも
簡単に出荷調整作業ができる

農林水産省農林水産技術会議が発表した「2017年農業技術10大ニュース」。そこで選ばれた注目の機械が「高能率軟弱野菜調製機」だ。

農兼機構が、株式会社クボタ、株式会社斎藤農機製作所と共同で開発しているもので、ホウレンソウの出荷調整作業を高効率で行える。一株ずつコンベア上に設置するだけで、根切り刃、ブラシ、高速回転ブレードからなる調製部が、根切りと子葉※1、下葉※2の除去を行い、搬出ベルトにより仕上げ作業者に届く構造だ。

一般的に軟弱な葉菜類は、面積あたりの労働時間に占める調製・出荷作業の割合が高い。そのため生産者の労働負担が大きく、規模拡大が困難なことが問題視されていた。なかでもホウレンソウの調製作業は、出荷基準に合わせて見映えの良い商品を提供するため、調製・出荷作業に要する時間が全作業時間の6割近くを占める。

12>

農業機械&ソリューションLIST

アクセスランキング

  1. バイオスティミュラントの最新動向と基礎知識を学べる!協議会がセミナー開催...
  2. 強力な多年生雑草もすっきり一掃! コメリのおすすめ除草剤「マルガリーダ」とは?...
  3. 業界初!60度の急斜面でも草刈り可能な草刈機「ベローン」で安心・安全&ラクな作業へ...
  4. 病害虫を特定!農薬検索・購入までできる診断アプリ「エクスペスツ」体験レポート...
  5. 軽トラカスタムの新潮流!親しみやすさが人気の『レトロカスタム』
  6. 手強い雑草を制しつつ、環境にも優しい? “二刀流”の除草剤を使いこなせ!...
  7. 薄緑の葉色は「鉄欠乏」のサイン? 予防と対策は?
  8. フリーマガジン「アグリジャーナル」最新夏号7/19(金)発行!
  9. ゲノム編集と遺伝子組み換えの違いは? メリットを専門家が解説
  10. 【植物工場ビジネスの最新動向と課題】現状は赤字が約半数。エネルギー削減の取り組み進む...

フリーマガジン

「AGRI JOURNAL」

vol.32|¥0
2024/07/19発行

お詫びと訂正