注目キーワード

最新技術

ロボットの群れが自動で条播き!? 最新システムとは

農業機械の分野で初めて、複数の小型ロボットを応用するシステム「MARS」。軽量で昼夜も問わず稼働することができるというロボットを紹介しよう。

ロボットの群れが条播きする
トウモロコシ用自動システム

アメリカの「MARS」は、小型ロボットの群れによってトウモロコシの条播きを自動化するシステム。アリやハチなどの社会性昆虫の性質を模倣し、複数のロボットが協調してタスクを遂行する“スワームロボットシステム”を採用しているのが特徴だ。


この自律操舵型ロボットを6台から12台集めることで1時間あたり1ヘクタールの畑をカバーできる。また、このロボットは、50キロほどの軽量ゆえ、踏圧による土壌圧縮を軽減でき、騒音レベルが低いため、人家と隣接した畑でも昼夜を問わず稼働させることができるのも利点だ。複数の小型ロボットによる恊働モデルを農業機械の分野に応用した、初めての試みとして注目されている。

MARS



text>>Yukiko Matsuoka

『AGRI JOURNAL』vol.7より転載

関連記事

農業機械&ソリューションLIST

アクセスランキング

  1. 農機バイヤーに聞いた! 時短ニーズが広がる除草作業を支える、注目の草刈り製品とは?...
  2. バイオスティミュラントの最新動向と基礎知識を学べる!協議会がセミナー開催...
  3. 【刈払機試用レポート】軽い・静か・疲れない! 使った瞬間に違いがわかるやまびこ・ECHO「BSR510」...
  4. 水稲(お米)の病気「いもち病」とは?注意すべき病気と害虫を解説!
  5. 【農研機構の注目品種 コメ編】温暖化に対抗!「にじのきらめき」「恋の予感」等、高温耐性品種の普及へ...
  6. 【検証レポート】本当に石の飛散が少ないのか? 噂のバッテリー式「T字型バリカン」草刈機を体験!...
  7. イチゴの「生産~出荷」を省力化! 的確な収量予想を可能にした先端テクノロジー...
  8. 軽トラカスタムの新潮流!親しみやすさが人気の『レトロカスタム』
  9. 【九州農業WEEKリポート②】コナジラミをLEDで誘引してノックアウト
  10. ワイヤー設置も不要! 芝刈りの手間を“ゼロ”にする、タイパとコスパ抜群のAIロボット芝刈機...

フリーマガジン

「AGRI JOURNAL」

vol.36|¥0
2025/07/01発行

お詫びと訂正