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無人自動運転がアツい! 「レベル2」のスマート農機が本格販売開始

農業機械の
自動化レベル

【レベル1】使用者が搭乗した状態での自動化(市販済)
・直進走行など一部ハンドル操作を自動化

【レベル2】使用者の監視下での無人状態での自律走行(市販済)
・第三者の侵入可能性が著しく低い環境等で使用者の監視のもと走行

【レベル3】無人状態での完全自律走行(2020年の実用化)
・ロボット農機は、無人状態で常時全ての操作を実施
・基本的にロボット農機が周囲を監視して、非常時の停止操作を実施(使用者はモニター等で遠隔監視)



ヤンマーから10月に発売!
レベル2・自動運転トラクタ

ヤンマーが自動運転技術搭載機種として、「SMARTPILOT」シリーズを発売する。

ロボットトラクタには物体との距離を計測するセンサーや、全方向から自動走行の状態を確認できるセーフティランプを設置し、周囲の安全を確保。自動運転中にエンジンが停止すると自動でブレーキがかかるセーフティブレーキも備えている。

必要に応じて、直進のみを自動で行える「直進モード」と、旋回にともなうハンドル操作や作業機の昇降なども自動で行える「オートモード」が設定できる。

ヤンマーの自動運転技術搭載機種「SMARTPILOT」シリーズ。2018年10月発売予定。



農業ロボットの未来を探る!
マイルストーンは2020

2020年のレベル3実用化に向けて、SIPで要素技術として挙げている、農道の3Dマップ化を推進します。

これは協調領域とされており、各社バラバラに3Dマップを開発するのではなく、協力体制を組むことで効率化を図ります。

またSIPで開発している準天頂衛星システム(QZSS)に対応した超低価格(10万円程度)な高精度受信機を開発しています。これはコスト低減と、農業ロボット普及に欠かせないものです。

法整備も求められます。農業ロボットの圃場間移動や、電波の問題など、実用化に向けて調整が必要とされています。

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