圃場の状態をササッと確認! 解析ドローンサービス『MIETA』とは?
2019/05/29
農業ドローンの実用化が始まっているが、特に注目したいのが空撮した農地画像の利用。農地を“見える化”するサービスだ。その好例といえる『MIETA』をご紹介しよう。
メイン画像:フランス大手ドローンメーカーParrot(パロット)の農業用ドローン、マルチスペクトラルカメラ搭載の「ParrotBluegrass Fields」で撮影。
ドローンで圃場を撮影して
その場で生育状態を把握!
次世代農地解析ドローンサービス『MIETA』は、高性能マルチスペクトラルカメラを本体に内蔵したコンパクトサイズのドローンと、撮影した画像を解析する専用ソフトとを組み合わせた新サービス。今まで見ることが出来なかった圃場の状態を、その場でササっと把握できる。
一般的にはマルチスペクトラルカメラ単体だけで45万円を超えるが、このドローンは、バッテリー3つ等がセットで55万円(税別)という破格の価格設定。農業ドローン導入に悩む農業法人等にとっては、これも魅力に違いない。
圃場解析モバイルアプリ※によって、リアルタイムでNDVI(正規化植生指標)データを取得。圃場間・圃場内の生育状況のばらつきが色分けされて示されるため、収穫と出荷管理の見える化を実現できる。
※アプリ、ソフトは1年間無償。2年目以降は別途契約
専用システム「Pix4Dfields」でデータをさらに分析。より詳細なマップを確認可能だ。
『MIETA』のココがおすすめ!
①解析結果がすぐに見られる!
『MIETA』最大の特徴は、撮影した画像をその場で確認できること。圃場解析モバイルアプリを使って飛行中にリアルタイムで作成されるNDVIマップをモバイルデバイス上で確認。作物の生育を確認できる。より高度な分析はPC用ドローンマッピングソフトウェア「Pix4Dfields」で行う。詳細な作物生育分析・生育傾向の視覚化・正確な施肥のための包括的ゾーン化ができる。例えば下の画像では、緑色の箇所は良好に育っていて、暖色になるほど問題が起きているということがわかる。
②サポート体制が手厚い
初心者でも使いこなせるよう、『MIETA』販売元のKMTがドローン講習やソフトウェア講習を実施する。また故障時だけでなくソフトウェアに関する質問にもコールセンターが対応してくれる。万が一の事故の際に使えるドローン保険も完備しており、仲間でシェアして利用することも可能だ。さらに、いきなり購入に踏み切れない方のために、デモフライトとリース契約を用意した。万全のサポート体制と言えよう。
③コンパクトで持ち運びが簡単
ドローン本体は高性能マルチスペクトラルカメラを内蔵しながらも圧倒的なコンパクトサイズを実現している。重量はわずか1.8kgと超軽量。サイズは355×407×14mmだ。運搬時にはプロペラ脱着が可能だから専用リュックで背負うこともできる。パッケージにはバッテリーが3個付属しており、バッテリー1個の最大飛行時間は25分。3本使えば65haの圃場をカバーできる、充分な飛行能力を備えている。
バックパックに、ドローン本体、マルチスペクトラルカメラ、バッテリー3本、充電器、コントローラー、コントローラ用充電
器、プロペラ4つ、USB-Aケーブルが収納できる(すべてセットとして付属)。
次世代農地解析ドローンサービス『MIETA』
<サービス価格>
リースの場合:2万8700円~/月
ドローン購入の場合:1万5910円~/月
<基本パッケージ>
●ドローン本体リース
農業特化の高性能なドローンを4年リースで利用できる。
●フライト講習
1日間/2日間の講習を受講することで、ドローン操縦も安心。
●ソフトウェア講習
付属の解析ソフトウェア「Pix4DFields」を1日間の講習で使えるようになる。
●アフターサポート
故障の際の修理工賃やソフトウェアに関する質問等が無料。※部品代は実費。
●ドローン保険
万が一の事故の際も安心な総合保険に加入できる。
●事前デモンストレーション
導入を検討する農家へ向けた出張デモンストレーションも用意。※有償
<オプションサービス>
●初心者向けフライト講習
ドローン操縦がはじめての方向けに、1日間の基礎講習を用意。
●最新機種入れ替え保証
Parrot BluegrassFieldsの最新機種が販売された際、本体の入れ替えが可能。※ドローン購入者のみのオプション。
問い合わせ
KMT DRONE SERVICE
TEL:03-6257-1197
メールアドレス:info-drone@kmtech.jp
text: Reggy Kawashima
AGRI JOURNAL vol.11(2019年春号)より転載
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