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バナナの果実を茎から離す!ロボットアームを開発中

サステナブルな農業に向けて、海外で開発・活用が進むアグリテック情報をお届けするWORLD AGRI NEWS。今回は、オーストラリアで開発中のロボットアームを紹介する。

大幅な効率化!
ロボットアームを開発中


豪北東部のクイーンズランド州は、豪州でバナナの生産量の94%を占める主産地だ。地元クイーンズランド工科大学の研究チームは、200万豪ドル(約1億9600万円)の助成を受け、AI・ロボティクス技術の専門研究機関ARMハブや豪州バナナ生産者協議会らと協業し、バナナの果実を茎から切り離す「デハンドリング」の工程を自動化するロボットアームの開発に取り組んでいる。この工程は熟練を要し、身体的な負担の大きい手作業を中心とした労働集約型のタスクだ。研究チームでは今後2年かけてロボットアームを試作し、視覚と判断能力を持つビジョンシステムを組み込んだうえで、ARMハブの実験施設で試用し、将来的な商用化を目指す。
 



 

DATA

クイーンズランド工科大学(QUT)


文:松岡由希子 
写真:Horticulture Innovation Australia Limited

AGRI JOURNAL vol.31(2024年春号)より転載

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