成功する農業!参入時における既存事業とのシナジー
2017/06/23
注意すべきポイント
最近は農業系の展示会も沢山開催されており、「すぐに儲かる」と謳うような話も少なくない。しかし、現実はそう簡単ではない。補助金が出る、全量買い取る、素人でも簡単にできる等、すぐに飛びつきたくような話もあるが、今一度冷静に考えてもらいたい。たしかに、農業者が高齢化し、就農人口が大きく減少しているので、今後有望な市場であることは間違いないと言える。だが、自社におけるシナジーやマーケティング思考を無視して、おいしい話に飛びつくべきではないだろう。むしろ、こうしたシナジーやマーケティングが先にあって、その上で活用できるオプションがあるかを考えた方が成功への近道と言える。
プロフィール
山田 浩太
2001年(株)船井総合研究所に入社。農業・食品リサイクル分野のコンサルティング、企業の農業参入コンサルティングに従事。2012年に農業参入し、アルファイノベーション株式会社(農業法人)、NPO法人めぐみの里(障がい者就労継続支援施設)、株式会社アグリジョイン(青果卸)にて独自の農福連携モデルと産直取引ネットワークを構築し、約9haのネギ生産を行っている。