機械と育む農業生活 機械化は農業人をいかに救うのか
2016/06/23
周りより農業を始めたのが遅くたって、機械に頼れば関係なし!効率的で楽で儲かる農業には機械化が欠かせない。話題の「スマート農業」を現場では一体どのように活用されているのか?千葉県旭市でトマトの栽培を行っている荒井さんにお話を伺った。
作業負担の軽減と効率化にスマートアグリの活用を
荒井さんは、約3年前に45歳で家業のトマト栽培を父親から引き継いだ。現在千葉県旭市に計6ヶ所、延べ3600坪のハウスでトマト栽培を手がけている。
農業を始める年齢としては、比較的遅いスタートといえる荒井さんだが、この道50年の大ベテランである父親の栽培ノウハウを学びつつ、更なる発展を目指して就農後すぐにネポン株式会社の「アグリネット」を導入した。
「父親の経験と勘を、客観的なデータと照らし合わせた上で、広大なハウス内での作業負荷の軽減や、効率化を目指しました。トマト栽培の難しい点は、冬場の温度管理。ハウス内を暖房装置であたためるんですが、想定温度に達していなかったり、機械が故障したりすると、夜中でも、アグリネットがパソコンやスマートホンにアラートを送ってくれるので助かります」。
導入から3年、期待通りの成果が上がっている、と荒井さん。現状は温度センサーのみだが、今後はCO2や湿度センサーの導入についても、コストバランスをみながら検討したいとのことだった。