再エネ・最新技術

話題のアグリネット導入……効果は?

群馬が誇る高糖度の高品質フルーツトマト、「ブリックスナイン」を育てている窪田さん。栽培に手間がかかるブランドトマトをより美味しく消費者に提供するため、農業クラウド「アグリネット」を活用しているという。

数値管理による共通言語で、
グループの生産性向上を目指す

甘く旨味が凝縮された「ブリックスナイン」は、群馬が誇る高糖度のフルーツトマト。その甘さは一般的なトマトの糖度5〜6度に対して9度以上、一度食べたらやみつきになる味だ。遮根透水シートを利用した根域制限栽培により、水分を極限まで絞りじっくりと育てるため、栽培期間は通常の2倍ほどもかかる。美味しく育てるために重要なのは、ハウス内環境を徹底管理すること。生産グループ内では月に1度、圃場を巡回し品質を管理している。

生産者の一人である窪田さんが就農したのは約6年前。当初、日々のハウス内環境データの記録を試みたが、あまりの手間の多さに2日で断念。そこで、自動でデータを蓄積でき、スマートフォンを用いて遠隔でモニタリングできる利便性の良さからアグリネットの導入を決めた。

現在、窪田さんの圃場では、温度・湿度・CO2濃度・照度を測定している。ハウス内環境の変化を数値・グラフ表示で感覚的に把握することで、気温推移を予測し「狙った環境」を作り出すことが可能となった。

「作業しながらスマートフォンでグラフを確認し、理想の温度・湿度・CO2濃度・照度のグラフ推移になるようにハウス内機器を調整しています」(窪田さん)。

また、生産グループ内での共通言語ができ、仲間同士でハウスの環境や生育状況について相談がしやすくなったのも大きなメリットだという。

「生産グループ内で他の農家もアグリネットを導入しています。多くのデータが集められればより信頼性の高い情報となりますし、グループ全体で、より良い商品を作ることができます」(窪田さん)。

ブリックスナインは、何より品質にこだわり栽培に手間がかかるため収量の確保が難しい。しかし、「欲しい時に気軽に手が届くように、グループで連携をして収量を増やしていきたいと思います」と、窪田さんは未来を語った。

「狙った環境」を
作れるようになった!

作業の合間にハウス内の温度・湿度・CO2濃度・照度を手元の画面で確認し、理想の数値に合わせていくかたちでハウス内環境を整えていく。午前中はハウス湿度を下げると共に、夜間からの温度急上昇による結露を防ぐために徐々に温度を上げる。CO2濃度にも注目して、15分おきに更新されるグラフをマメにチェックしながら、換気をするなど細かな設定をする。

★ハウス内機器とクラウド連動も可能

離れた場所にいても、ハウス内外の環境をクラウド上のデータで共有することで操作可能な「遠隔制御」サービスも。スマートフォンやパソコンから設定変更ができ、離れたハウスなども一元管理できるため、労力削減による省力化のツールとしても役立つ。

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2016/08/25 | 再エネ・最新技術

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