農薬ではなく炭酸ガス! ハダニを死滅させるシステム
2017/01/01
24時間でいちご農家の天敵ハダニが死滅。農作物と親和性の高い炭酸ガスの新しい使い方をご存じだろうか。
日立化成の提供する、簡易水封式いちご苗炭酸ガス処理システム、「ポリシャインSB」。フィルムで密閉された、炭酸ガスを注入した空間の中に定植前のいちご苗を24時間放置し、寄生するハダニを防除するという仕組みだ。これまでの農薬では完全には防除できなかった、いちご苗の葉の裏にいる成虫や卵をほぼゼロにすることができる。
炭酸ガス処理ならハダニに薬剤耐性をつけることがなく、収穫までに使う農薬の使用量を大幅に減らすことが可能。安心・安全への意識が高い消費者にもアピール力は抜群だ。初期及び収穫までの期間のハダニ発生率を大幅に減らすことで、収穫量のアップも期待できる。
簡易組み立て方式で設置しやすく、サイズ変更なども簡単にできるのもメリットだ。
新しい炭酸ガスの使い方として注目度は高い。
HP:日立化成株式会社