やらなきゃ損! いま話題の「GAP」ってなに?
2017/11/07
質向上が期待
人材育成にも役立つ!
具体的な取組みをご紹介しよう。〈食品安全〉の例としては、包装資材のそばに灯油など汚染原因となるものを置かない・堆肥置き場や調製施設では専用の履物を準備する、など。また、〈環境保全〉の例としては、廃棄物を農場に放置しない・農薬空容器を分別して処分する、など。労働者を守るための〈労働安全〉や〈人権保護〉の取組み、また〈経営管理〉の取組みもGAPの大切な一部である。
このようにGAPを「する」ことで、自然と品質向上が期待できるだろう。環境への負荷は低減されるに違いない。従業員にとっては安全・快適な職場になる。GAPは経営者だけが「する」ものではなく、従業員も一緒に行う取組みだ。だから従業員自身がGAPを「する」ことに前向きになる。より良い農業活動が、全従業員の手により、更にブラッシュアップされて行く。GAPを「する」ことで生産者の意識が向上する効果があり、人材育成にも役立っている。
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illustration: Tomoyuki Okamoto text: Reggy Kawashima
「AGRI JOURNAL vol.5」より転載