政策・マーケット

今こそ取得したい! 話題の「GAP」認証メリットは?

”農業における優れた取組み”とされ、いま話題の「GAP」。GAPは「する」ことで適正な農業経営管理が確立されるため、それだけでも大きな意味を持つ。認証をとると、取得前と比べてどのようなメリットがあるのだろうか。

GAPの「認証をとる」
意味

GAPを「とる」ということは、第三者機関によりGAPが実行されていると「認証を取得する」こと。認証を取得することで初めて、GAPを実施していることが客観的に証明され、GAPを「する」取組みの見える化も実現する。近頃では、農産物の海外輸出時はもちろん、日本国内のスーパーや食品メーカーでもGAPの取組みを見える化する「GAP認証の取得」を求める動きが広まっている。

GAPの「認証をとる」
メリット

取引先や消費者が直接確認できない生産工程における安全管理、持続可能性の取組を、第三者による審査を受けることで証明される。これにより、優れた農業における取組みの見える化が果たせる。その結果、取引上選択されやすくなり、消費者に安心を与えることができる。GAP認証を取得していない他社との差別化にも有効だ。

GAP認証には種類がある。①JGAP、②ASIAGAP、③GLOBALG.A.P.の3種である。運営主体はそれぞれに異なっており、①②は一般財団法人日本GAP協会、③はFoodPLUS社(ドイツ)である。認証を取得するための審査会社や費用も異なるので、ご興味を持たれた方は事前に確認して欲しい。

GAPの「認証をとる」ことで
得られる消費者からの信頼

さて、GAPは「する」こと自体に大きなメリットがあると記載したが、GAPを「とる」ことで初めて、消費者に安心を与えることができる。一方で経営の側からすれば、GAPを「とる」を実現した結果として、『より多く、より高値で売れるようになる』という事実は見過ごせないはずだ。何処で誰がどのように作ったのか分からない食品よりも、GAP認証を取得した安心・安全な食品を食べたい、と思う消費者が増えているのだ。

実際、2020年の東京オリンピック・パラリンピックにおいて、選手村で使用される食材は「GAP」の認証を取得していることが必須条件になっているほか、海外輸出時はもちろん日本国内の食品メーカーやスーパーでも、取り扱い商品においてGAP認証取得を求める動きが拡大している。せっかく行っている『農業における優れた取組み』は、見える化して損はないのだ。

「GAP」の詳しい記事はコチラ

やらなきゃ損! いま話題のGAPって何?
まるっと説明!「GAP」認証取得までの具体的な流れ


illustration: Tomoyuki Okamoto text: Reggy Kawashima

「AGRI JOURNAL vol.5」より転載

  • 関連記事

    アクセスランキング

    1. 休耕田を活用する、「世界一安い」水耕栽培
    2. 農家の頼れる相棒! クールな次世代『運搬車』5選
    3. 成功する農業! 有機肥料と化成肥料の基本とやり方
    4. 農産物の国際基準・グローバルGAP認証取得とは?
    5. ハイスペックで格好良い!「次世代軽トラ」の実力
    6. 若者新規就農者が3年連続で2万人超 後継者不足は?
    7. 2018年度産から適用の「減反廃止」。農家への影響は?
    8. ハウスを積雪から守る支柱ユニットに、強度を上げた新タイプ追加
    9. AIがおいしさを判定!? 「食べなくても味がわかる」アプリ登場
    10. 知っておきたい!雑草防除ギアの基礎知識【刈払機・草刈機編】
    あぐりナビ

    フリーマガジン

    「AGRI JOURNAL」

    vol.08 / ¥0
    2018年7月9日発行

    お詫びと訂正

    ロクジカチャネル