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冷暖房費を抑え、斑点病も克服させる施設園芸用ヒートポンプ

生産者にとって病害虫は天敵だ。施設園芸において病害虫が蔓延してしまえば、作物が全滅してしまうこともある。今回は、ある機器の導入により天敵である斑点病を克服して優良生産者の仲間入りをしつつある、高知県の大葉農家の事例をご紹介しよう。

夏は冷房、冬は暖房
低コストで管理できるように

害虫が蔓延してしまう原因の一つが、高湿環境であることは周知の通り。それでもハウス内環境を適正に保つことができず、病害虫に悩まされている生産者は少なくない。理由は明白。温度・湿度を適正に保つには、高額なコストが掛かるからだ。

冷暖房を1台でこなせるうえ圧倒的にランニングコストが安い名機として、本誌で過去にも取り上げた『アグリmoぐっぴー』。同製品の導入により成果をあげている事例として、日本一の清流として名高い高知県の四万十川水系のほとりで大葉を育てる山中さんのハウスを訪ねた。

「ウチは何代前からなのか把握できないくらい長く、この地域で農業を続けている、根っからの農家。元々は、キュウリ・イチゴ・トマトなどを栽培していましたが、今の主力は大葉。これに賭けています!その先行投資として、決して安くはありませんでしたが(笑)、アグリmoぐっぴー55ツイン』を24×51mのハウスに4台、28×39mのハウスには3台導入しまし た。切っ掛けは、全国の大場農家のリーダー的な方との出会いでした。その方から、本機器の費用対効果の高さを教えて頂いたからなんです」と山中さん。

何気なく普段から口にしている大葉だが、その品質管理は実にシビアだ。湿度管理を誤ると下葉に斑点病がでやすい。また少しでも葉先が黒かったり、黄ばみが出てしまうと出荷できない。山中さんのハウスは水田に囲まれるように建てられており、その脇には道を隔てて川が流れている。湿気が籠りやすい環境だ。

「以前は湿度を下げるため、夏場に暖房を焚いていました。コストが掛かる割に効果は小さく、斑点病や葉先の変色が発生して、酷いときはハウス内の8割以上が出荷できなかったこともありました。ウチはロックウール栽培なので湿度が上がりやすいのですが、『アグリmoぐっぴー』を入れて夏場は冷房を入れるようにしたら、なんと99%斑点病が抑えられたのです!その効果には驚かされました。そのうえランニングコストも驚くほど安かった。重油を焚いていた頃の1/3以下でしたね。

冬場は暖房として使っていますが、そちらも満足しています。重油を焚いて暖房をすると温度が乱高下してしまうのですが『アグリmoぐっぴー』は波が小さい。だから大葉へのストレスも軽減されるのか、生育速度が早く、株が常に元気なのです。暖房コストも重油とは比較にならないほど安い。計算してみたら、ウチの例では3年で元が取れる計算でした」。

サポート体制も万全!

台風が多い高知という土地柄を考慮して、室外機はコンクリート+架台でかさ上げして設置。代理店による手厚いサポートも魅力だったという。

コンパクト設計で設置しやすい

ハウス面積を無駄にしないコンパクト設計が自慢。フィルターレスで水洗い可能だから、メンテナンスも手間がかからない。

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