GAP指導者育成用eラーニングサービスが提供開始
2017/11/02
近年、農業生産活動を行う上で注目が高まっている「GAP」。その指導者育成のための学習方法として、NECソリューションイノベータがeラーニングサービスの提供を開始する。このサービスの導入により今後のGAPの普及が期待される。
PCやタブレットを使うことで
いつでも繰り返し学習が可能
近年の農業生産活動において、ますます注目を集めている「GAP(Good Agricultural Practice:農業生産工程管理)」。農業を行う上で、快適な労働環境、安定した作業工程、安全な農作物を作ることを目的とした取り組みである。この普及・拡大のためには、GAPに精通した指導者の育成が求められているが、指導者になるための学習手段の不足が大きな壁となっていた。
そんな中、NECソリューションイノベータが、GAP指導者育成支援のためのeラーニングサービス「タブレットで学べる指導者のためのGAPの基本と実践」を開発。12月より提供を開始する。
GAP認証取得目指すなら
農業従業者には最適な教材
このサービスは、GAPの基本的な制度や実践的な指導内容をパソコンやタブレットを用いて学習できるもので、自身の都合のよい時に、また、繰り返し学習することが可能だ。指導者を目指す人だけでなく、指導機関での活用も視野に入れている。
学習コンテンツの作成は、一般社団法人日本生産者GAP協会常任理事の山田正美氏と株式会社日本農業サポート研究所によるもの。世界水準のGAP基準や農林水産省発行のGAP共通基盤に関するガイドラインを踏まえた学習コンテンツを採用しており、GAP認証取得を目指す農業従事者には最適な教材といえるだろう。
このサービスを受け、GAPを導入した農業従事者が増えることで、安心・安全な生産環境や農業経営の安定化に繋がることが期待される。
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