注目キーワード

最新技術

防除や収穫・データ収集まで自動化! ノルウェー発農業用モジュール型ロボット

世界のトレンドをチェックして、食農ビジネスのヒントにしよう! 今回紹介するのは、ノルウェーのスタートアップ企業が開発した、農業用モジュール型ロボット。いったいどんな魅力があるのだろうか。

防除や収穫などを
自動で作業!

「トルヴァル」は、ノルウェーのスタートアップ企業サガ・ロボティックスが開発した農業用モジュール型ロボットだ。

圃場を自走しながら、うどんこ病の防除としてイチゴやブドウに短波紫外線ライトを照射したり、イチゴの実を検知し、熟度や大きさなどを判断して自動で収穫したり、作物の生育状況をデータで収集したり、様々なタスクを実行

「トラヴァル」が自動で作業中 ©2020 Saga Robotics

180kgと軽量で土壌に負荷をかけず、露地、果樹園、温室など、様々な圃場に導入でき、昼夜を問わず最長10時間にわたって稼働できる。

「トルヴァル」はFaaS(サービスとしての農業)モデルで提供され、使用時間や圃場に応じて課金される仕組み。現在、英国など5ヶ国で計30台が導入されている。



DATA

サガ・ロボティックス


文:松岡由希子

AGRI JOURNAL vol.17(2020年秋号)より転載

農業機械&ソリューションLIST

アクセスランキング

  1. 軽トラカスタムの新潮流!親しみやすさが人気の『レトロカスタム』
  2. AR(拡張現実)を農作業に活用! 農作業補助アプリ「Agri-AR」に機能が続々...
  3. 女性農業者の課題・悩みを調査! 農業経営への関与度が、自分らしい暮らしの実現に影響...
  4. 花き生産に新たな動き! 「枝物」が躍進、メイン品目以外の「1・2年草」がメガヒットを記録...
  5. 今買えるEV軽トラから特定小型まで! 農業で活躍するモビリティを一挙公開!...
  6. 東京オートサロン2024でみつけた、最新の軽トラカスタム一挙公開!
  7. 低コストで高耐久! 屋根の上で発電もできる「鉄骨ポリカハウス」
  8. 名物お漬物が消える日 改正食品衛生法の経過措置が5月末で終了
  9. JAが「農業協同組合」であり続けるために 経営危機を乗り越えるためにすべきことは?...
  10. 2024年農業技術10大ニュース決定! 有機水稲や新品種開発、スマート農業技術がランクイン...

フリーマガジン

「AGRI JOURNAL」

vol.33|¥0
2024/10/09発行

お詫びと訂正