注目キーワード

最新技術

作業時間は半減・採取エラーは10%軽減! アメリカ発の土壌サンプル採集ロボット

アメリカで「土壌サンプル採集ロボット」が開発された。精度向上&効率化を実現する、最先端技術を見ていこう。

圃場の養分状態を可視化する
土壌サンプル採集ロボット

アメリカ・パデュー大学の卒業生が立ち上げたスタートアップ企業・ロゴ社は、分析用土壌サンプルを自動で採取する農業ロボット「スマートコア」を開発。圃場を自律走行しながら高精度で測位して採土地点を正確に特定し、土壌サンプルを一定の深さで採取する仕組みだ。実証実験では、作業員による手作業に比べて土壌サンプルの採取エラーを10%軽減し、作業に要する時間を半減させた。

昼夜問わず稼働でき、適切な土壌サンプルの採取によって土壌分析の精度が高まる。圃場の養分状態を正しく可視化でき、施肥の適正化につなげられるのが利点だ。ロゴ社では拠点とするアメリカ中西部を中心に、カナダなどでも「スマートコア」を展開していく方針だ。



ロゴ社:rogoag.com

©Rogo Ag, LLC


文:松岡由希子

AGRI JOURNAL vol.23(2022年春号)より転載

関連記事

特集企画

アクセスランキング

  1. JAが「農業協同組合」であり続けるために 経営危機を乗り越えるためにすべきことは?...
  2. 斜面の草を楽に、グングン刈れる!「超顧客志向」から生まれた草刈機
  3. 成功する農業! 有機肥料と化成肥料の基本とやり方を徹底解説
  4. イチゴの育苗に特化!土詰め作業の省力化と炭疽病リスクを低減する培土を開発...
  5. アゲトラ・コンプリートからDIYペイントまで! 軽トラカスタムがアツい
  6. 農家の新しいつながりを作る! プラットフォーム6選
  7. 2023年注目農業ウェア・アイテム6選! セレクトショップのおすすめを紹介!...
  8. 低コストで高耐久! 屋根の上で発電もできる「鉄骨ポリカハウス」
  9. ゲノム編集と遺伝子組み換えの違いは? メリットを専門家が解説
  10. 凍霜被害は低コスト・高効率に対策できる! 防霜バイオスティミュラント資材に迫る...

フリーマガジン

「AGRI JOURNAL」

vol.26|¥0
2023/2/10発行

お詫びと訂正