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知っていますか?海外の訳あり「トラクター・ダービー」

廃車寸前の車がぶつかり合い、本当の廃車にしてしまう「デモリション・ダービー」はアメリカで大人気のカースポーツ。この度、ミッドウエスタン州でトラクターの王を決める「トラクター・ダービー」が行われた。なんとも豪快でアメリカンなこの競技について紹介!

ボコボコでぶつかり合う
車どうしのレスリング

Combine Demo Derby

Photo credit:Russell Feldhausen via flickr cc

車体がボコボコだが、事故という訳ではない。ボコボコになってもぶつかり合って、相手が動けなくなるまで走り続けるのだ。「デモリション・ダービー」はまさに車どうしのレスリング。雑誌「 FarmShow(ファームショー)」によると、その成り立ちは1980年代初頭。初めは農業物品の品評会で定番の見世物となった「トラクター・ダービー」は、次第にアメリカ全州に広がっていった。

カスタマイズを施した
廃車寸前の車で参戦

ドライバーは古いトラクターで参戦する。それもそのはず、動けなくなるまでやり合うのだから、新しいものであれば数十万ドルの費用が飛ぶが、実際に大会に参加する車両は壊れても惜しくないようなボロボロの車両だらけ。ほとんどのトラクターはカスタマイズされ、思い思いのペイントや装飾がされている。

さらにトラクターにはユニークな名前もつけられていて、持ち主の愛とファイトが感じられる。 最近のミシガン州のモンカルム郡見本市では、「ブラック・ケブ」と名付けられたオール・ブラック・リグが優勝を勝ち取った。

他の車の解体ダービーとは異なり、トラクターはスピードがゆっくりのためドライバーに多大なダメージを与えることがないのも特徴だ。日本ではありえなさそうなカーダービー。アメリカでは地方のお祭りなどの目玉として開催されているそうだ。


文/沢田 ルウ

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