生産者の取組み

農業の「働き方改革」 成功事例を知ろう!

外部からの意見を取り入れ
経営改善に大きな効果

【ケース③ 阿部梨園】栃木県、種別:梨

組織変化プロジェクトを実行

組織への新しい刺激になればと、地元NPOと企画したインターンシップで、インターン生として参加した佐川さんは、個人経営だからこその問題点を発見。組織を変化させるため「プロミス100」という100の組織変化プロジェクト(DropBox内フォルダの整理・圃場マップの作成の仕方などの100のアイデア)を提案した。

→効果は?
2017年12月時点で、挙げられた新規のアイデア数は1200を超え、490以上のプロミスが達成された。勤務条件の整備・向上、若手スタッフの雇用、プロモーション見直しなど様々な面において改善は進んでいる。直売率は99%を達成し、化粧箱の販売比率もアップした。

組織を変えていくための約束事

緊急でなくても重要なこと、嫌いなことや苦手なこと、外から見えにくいことも変化せていくという約束事をつくった。また、農園側は取り繕わず本音でぶつかる、提案されたことは吟味して共に取り組む。佐川さんは躊躇せず踏み込む、よく考えた上で最善の提案をする、といったように、経営者とインターン生である佐川さんとの間に、踏み込めない聖域を作らないという約束も交わした。

農業経営のノウハウをインターネットで公開!

暗中模索の上で成果をあげた農業経営のノウハウを、困っている人のためにインターネット上で無料公開することを決め、クラウドファンディングを実施。目標額を上回る金額で達成し、4月に公開を予定している。

「働き方改革」に対する提言

阿部農園は、以下の5つのポイントを、「働き方改革」への提言として挙げている。
1.ノウハウの共有知化
2.変革する農家が認められる評価経済
3.経営参画できる人材育成
4.農家に対する外部経営サポートの促進
5.雇用就農の奨励

意思疎通を円滑にする仕組みで
作業効率がアップ

【ケース④ 株式会社ベジアーツ】長野県、種別:葉菜類

コミュニケーションを大切に

従業員が記入する日報には、業務内容や成果の他に、改善が必要なことや相談・提案などを記入する欄を設けた。各報告には、農場長よりアドバイスや回答が返ってくる。朝礼・昼礼ではホワイトボードを用いて業務の確認が行われている。

→効果は?
情報の共有がスムーズにおこなれるため、個人が抱える問題がすぐに把握でき、改善されるのも早くなった。

マニュアル化への取り組み

作業行程などを写真付きのマニュアルにまとめた。

→効果は?
作業への指示が分かりやすくなり、従業員への指導なども円滑に。
これらの取り組みの結果、平成25~26年には58%だった定着率は、平成27年~29年では84%にまで上がっている。

現在取り組んでいること

「紙・帳票」「無駄な転記作業」「手書き作業」といった業務をなくし、チャットツール、クラウド上でのデータ構築などデジタル化を図っている。社内の意思疎通や問題把握のスピードを更に上げるための取り組みだ。


経営体別先進モデル事例(PDF)
↑コチラから、各取り組みの詳細、その他経営体の取り組みを見ることができるので、興味がある人はチェックしてみよう。

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